2010年8月23日月曜日

ソーシャル消費の時代 2015年のビジネスモデル 上条典夫

2015年、消費者の購買行動や、ライフスタイルはどう変化していくのかを考察した一冊。

エコ、育児パパ、孤食、ソーシャルサービスによる繋がり、2015年には社会人になるであろう人達を十二分に考察している。

従来の価値観では説明できない年代で、生まれた状態で既に、デジタル機器に囲まれる生活。
デジタルネイティブだとか、そういった言葉が飛び交っているが、正にこの世代から日本のネットを変える事を、より発展させていくことが期待される。

SOHOの普及により、マイクロビジネスや、ノマドの増加、モバイル・放送通信の進化など、流石電通様、といった所で、丁寧に説明してくれている。

また途中途中にコラムも挟み、小休止させてくれる。内容としては、年代的に40~50代の方に向けたものなのか、エピソードがぴんとこなかったものも多かった。

しかし、文中の分析は、とても勉強になり、下の世代がどう分析され、どういった実態を持っているのか、の示唆を貰えたし、今後、どういったマーケット変化がされていくのか、学びを得ることが出来た。



ツイッターノミクス タラハント 津田大介

今、流行りのツイッター。私も始めてみた。
始めは何をしたら良いかさっぱりだった。
いくつか入門書的なものを読んでみたいが、本書は、マーケッターである筆者の経験を織り交ぜつつ、企業のツイッターを使った成功事例などが挙げられている。

特徴的なのが、ウーフィーといったソーシャルキャピタルの様なものを押している。
お金も大切だが、人と人との信頼、関係性の大切さを強調している。

本書の様な本は沢山があるが、大企業の事例など、また一般の方の上手くいった活用法も紹介しているので、色んな意味で楽しめると考える。



明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 佐藤尚之

筆者は1995年以来インターネット上に自身のコンテンツを発表し、これまでに文庫本を合わせて11冊出版されているとのこと。本書は、自身のキャリアに沿った事例を織り交ぜながら、広告を取り巻く環境の変化を説明した本である。

消費者(前時代の呼び名らしい)は、以前であれば情報を得るソースは限られていたが、インターネットによって、受け身でいるだけではなく、情報を能動的に掴めるようになった。

現在は、また娯楽やメディアも増え、以前であればTVCMの力が衰えてしまったなどの話も出てている。

しかし、本書では、そういった事実を認めながらも、ネットとの棲み分け。
こういった時代だからこその方法があると示唆している。

またスラムダンクファンや、阪神タイガース優勝時の星野監督プロモーションの裏側など知ることが出来る。
個人的には、スラムダンクの最終巻からの10日後の裏側の話には、とても心動かされた。

広告業界についての知識の無い方も気軽に読み進められる。
私は、楽しく読み進められた。というのも、身近に感じれる事例や、ラブレター(恋愛)を例にとったコミュニケーションの説明などが、とても分かりやすかったこともが大きい。

2010年3月時点で10刷りを重ねる程の人気を博しているとのこと。
筆者からの変化している広告業界の方への熱いメッセージが詰まった一冊である。